女性活躍推進企業認定(更新)
お知らせ

「私たちがいなくなったら、この子はどうなるのか……」障がいのある子を育てるご家族が、ふとこぼした言葉です。その問いに、虹の会は応えたいと思い、障がい者支援に限らず、暮らしから余暇、働き方の多様性まで、人の一生をまるごと見つめて支えたいと考えてきました。ひとは、ひとりで生きられない。けれど、それは弱さではなく、つながりのかたちです。私たちは、その関係性をたがやす、つながりの土壌です。

虹の会が大切にしてきたのは、時代ごとの声に耳をすませることでした。まちの小さな「困りごと」に寄り添ううちに、ひとつ、またひとつと拠点が生まれ、高島のまちにぽつぽつと灯を灯しています。大きな拠点をつくるより、小さな灯をたくさん灯すほど、まちは温かくなるはずです。私たちは、困りごとをキャッチするための「気づきの網」を繕いながら、孤立しないまちを紡いでいきます

知識や資格は、私たちの大切な道具です。けれど、それだけでは届かないものが、人と人の間にはあります。支援は、マニュアルではなく、関係の中に息づくもの。虹の会の職員は、その日、その時の小さな発見を共有し合い、支援のかたちそのものを育てています。ときには、支援する側が利用者に励まされることも。そこに生まれる「おたがいさま」の往復こそ、私たちの専門性のいちばん深いところにあるものです。

社会福祉法人虹の会は、平成8年5月17日認可発足以来、利用者様やご家族、そして地域や関係機関など多くの方に支えていただいています。おかげさまで、今年設立30周年という大きな節目を迎えることができました。これまでの歩みを支えてくださり、法人の発展にお力添えをいただいていますこと、心より感謝申し上げます。
30年という節目に際し、職員と共に新しい決意をロゴマーク・キャッチコピーに込めました。福祉とは特別な誰かのものではなく、地域での暮らしそのものです。私たちは、福祉制度の受け皿という役割だけではなく、虹の会という拠点をひらき、地域の人と一緒に「おたがいさま」と言える温かいつながりを育てていきたいと考えています。
今日まで、私たちは「共に生きる」という理念を胸に、その時代ごとの声に耳を傾け、多様化・複雑化するニーズに合わせて柔軟な発想で事業を立ち上げ、地域に拠点を増やしてきました。一人ひとりの命や権利が守られ、安心して暮らせる地域共生社会の実現を目指し、日々実践を重ねているところです。
この度、児童・障がい・高齢分野の支援や地域に密着した活動を実施されているNPO法人「元気な仲間」の事業を承継することになりました。まずは、令和8年4月1日より「新旭学童保育所」の事業を開始します。その他の事業についても計画的に引き継ぐための準備を始めました。今後広がる事業領域や事業規模の拡大に対応していくためにも、5年後、10年後を見据えた上で、第4期中期経営計画(令和9年度~令和11年度)を策定し、安定した法人経営に努めてまいります。
虹の会が社会福祉法人としての責務を果たし、利用者はもとより地域社会における福祉の充実に貢献していけるよう、役職員一丸となって取り組みを進めてまいります。今後とも、変わらぬご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
社会福祉法人虹の会
理事長 田村きよ美